居抜き物件

昨今よく耳にする「居抜き物件」とは何でしょうか。

初期コストを抑えたり、短期間の開店を計画したりする人は、先ず以て居抜き物件を薦められることが多いはずです。
居抜き物件とは、借主が変更される際、原状回復工事が行われず、内装や備品がそのまま受け継がれる物件を指します。

例えば飲食店から同じ飲食店に変わる場合、水回りや空調、ガス設備等は特段の事情が無い限り、新調する必要はありません。
このようにコストが大幅に抑えられるのは、新しい借主が同業である場合です。
他業であれば却って、原状回復済み物件よりもコストがかさむ可能性があります。

 

居抜き物件の利点としては、第一に初期費用の低減が挙げられます。
開業資金を抑えられるとローンの返済が減じられます。
そうすると損益分岐点も低くなりますから、事業成功の可能性も高まります。

第二に、開店までの期間短縮が見込めることが期待されます。
工事期間の短縮は工事費用にはもちろん、家賃の支払いにも影響します。

第三に、前の店の客を取り込める可能性が高まります。
前の店に足繁く通っていた客は、同じ場所に開店した新店舗に関心を抱きます。

 

ただこれだけは注意してください。
居抜き物件にもデメリットが存在するということです。

何よりも留意すべきなのは、前の店も相応の理由があったため閉店したということでしょう。
それが何なのかは、そもそも人通りが少ない・店の営業形態が通行人に合わなかったなど、ケースによって異なるため、調べてみるのがよいでしょう。
SNSなどで検索することで、理由が見えてくる場合もあります。

もちろん繁盛店でも店主の高齢化などが理由で閉店することもあるため、一概に悪いとは限りませんが。

 

居抜き物件は上手に活用しましょう。
設備をそのまま受け継いだからといって、雰囲気まで同じにする必要はありません。
看板は重要ですし、観葉植物やパーテーション一つで印象は大きく変わります。

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